結論:アスリートに最適なサプリメントアプリは、目的によって変わります。製品が認証を受けているかどうかを確認するなら、認証機関のアプリ(NSF Certified for SportまたはInformed Sport)かVarsity Stackを使います。摂っているものを記録し、自分の競技に合わせたおすすめを受け取るなら、Varsity Stackです。食事と栄養素を記録するなら、CronometerかMyFitnessPalです。チームがTeamworksで栄養を管理しているなら、食事プランにはそのアプリを使います。Varsity Stackは私たちが作っているアプリなので、その点を踏まえて読んでください。以下のそれ以外の記述はすべて、各アプリ自身のページにもとづいています。
アスリート向けサプリメントアプリの早見表
| アプリ | 向いている人 | 公式ページが説明している機能 | 対象外のこと |
|---|---|---|---|
| Varsity Stack | 確認、記録、おすすめを一か所で済ませたいアスリート | バーコードとラベルのスキャン、認証データベース、一人ひとりに合わせたおすすめ、スタックの記録、連続記録、継続状況の履歴。無料 | 食事やカロリーの記録アプリではない |
| NSF Certified for Sportのアプリ | NSF Certified for Sportの製品を確認したい人 | 製品の種類または目的から認証製品を検索。UPCバーコードのスキャン[2] | 扱うのは1つのプログラムだけ。摂ったものの記録ではない |
| Informed Sportのアプリ | Informed Sportの製品とバッチを確認したい人 | バーコードのスキャン。ブランド、製品、バッチ番号またはロット番号で検索。検査済みのロットを表示[3] | 扱うのは1つのプログラムだけ。摂ったものの記録ではない |
| Cronometer | サプリメントを足す前に栄養の不足を把握したい人 | 最大95種類の栄養素と化合物を記録。バーコードスキャナー。機器と同期[4] | 禁止物質のリスクを確認するために作られたものではない |
| MyFitnessPal | カロリーと三大栄養素を手軽に記録したい人 | カロリーと三大栄養素の記録。バーコードのスキャン。写真による食事の記録[5] | サプリメントの認証を確認するために作られたものではない |
| Teamworks Nutrition | 栄養士が食事プランを運用しているチーム | 食事プラン、写真とバーコードによる食事の記録、在庫管理、スタッフとアスリートが使う1つのアプリ[6] | 組織向けであり、個人のアスリート向けではない |
ドーピング検査を受けるアスリートにとって、サプリメントアプリは何をすべきか
サプリメントアプリの大半は、一般的な健康管理のために作られています。アプリストアで「サプリメント アプリ」と検索すると、ほとんどの結果が説明しているのは、スケジュール、リマインダー、成分のデータベース、品質の評価です。どれも役に立ちますが、ドーピング検査を受けるアスリートが抱えているのは別の問題です。
全米大学体育協会(NCAA)は、サプリメントは「ラベルに記載のない禁止物質で汚染されている可能性がある」と警告し、どんな物質でも使う前にチームのスタッフに確認することをアスリート自身の責任としています[1]。米国アンチ・ドーピング機構(USADA)は、「100パーセントリスクがないと保証できる」サプリメントは存在しないとし、サプリメントを使うアスリートには第三者プログラムの認証を受けた製品を選ぶよう求めています[7]。日本で競技するアスリートは、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)や所属する競技団体の規則も確認してください。つまり、検査を受けるアスリートのアプリには4つの役割があります。
- 認証を確認する。禁止物質の検査プログラムと照らし合わせて、その製品そのものについて確認します。
- 正確な製品を記録する。「プロテイン」や「クレアチン」とだけ書くのではなく、摂っている製品そのものを記録します。
- 実際に使ったものを記録する。記録が実態と一致するようにするためです。
- スタッフが見られるようにする。NCAAは、スタッフに確認することをアスリートに求めているからです[1]。
この一覧の中に、4つすべてを同じ形でこなすアプリはありません。多くのアスリートが2つを併用しているのはそのためです。
サプリメントの評価は認証と同じなのか
いいえ。一般的なサプリメントアプリが付ける点数や等級は、その製品に対するそのアプリの意見です。認証は、禁止物質の検査プログラムがその製品を検査し、掲載しているという意味です。ドーピング検査に関する疑問に答えるのは後者だけであり、それでもNCAAは「リスクを完全になくすことは不可能」だとしています[1]。
認証プログラムの比較記事では、NSF Certified for Sport、Informed Sport、BSCGの違いを説明しています。
Varsity Stack:確認、記録、おすすめを一つに
向いている人:製品の確認、スタックの記録、自分の競技に合わせたおすすめを1つのアプリで済ませたいアスリート。
Varsity Stackは私たちが作っている、私たち自身の製品です。できることは次のとおりです。
- 購入前にスキャンする。バーコードをスキャンするか、パッケージを撮影します。アプリが内容を読み取り、画像を破棄したうえで、内容の確認を求めます。
- 認証を確認する。1回のスキャンで、NSF Certified for Sport、INFORMED、BSCG Certified Drug Freeの最新の記録と照合します。各アプリ自身のページを見るかぎり、この比較の中で複数の認証プログラムを確認するアプリはVarsity Stackだけです[2][3][4][5][6]。「該当なし」は、その製品が私たちの確認しているプログラムに見当たらないという意味であり、必ずしも認証を受けていないという意味ではありません。
- 一人ひとりに合わせたおすすめを受け取る。競技、ポジション、トレーニング期、目標に合わせて作られ、それぞれが特定の認証製品にリンクしています。
- スタック(摂取しているサプリメントの一覧)を記録する。連続記録を伸ばし、継続状況の履歴を確認できます。
- 無料。サブスクリプションも、有料限定の機能もありません。
対象外のこと:食事の記録アプリではありません。カロリーや栄養素は計算しません。サプリメントの分析検査も行っていません。
チーム向けには、スタッフ用ダッシュボードに、すべてのアスリートのスタック、認証状況、全成分の表示がまとまっています。アスリートがスキャンした製品を、スタッフがチームとして承認または却下します。
NSF Certified for Sportのアプリ:NSFの製品を確認する
向いている人:NSF Certified for Sportの製品を手早く調べたいアスリート。
NSFのアプリのページは、このアプリが「検査済みの、より安全なスポーツサプリメントを見つける」助けになるとし、UPCバーコードのスキャンと「製品の種類または目的による」検索ができると説明しています[2]。USADAは、サプリメントのリスクを下げるうえでアスリートに最も適したプログラムとして、NSF Certified for Sportを挙げています[7]。
対象外のこと:摂ったものの記録ではありません。公式ページが説明しているのは検索とスキャンであり、日々の記録ではありません[2]。また、扱うのはNSFのプログラムだけなので、別のプログラムの認証を受けた製品は表示されません。NSFの解説記事では、このマークの意味を説明しています。
Informed Sportのアプリ:バッチを確認する
向いている人:手元にあるバッチそのものを確かめたいアスリート。
INFORMEDのアプリのページは、UPCコードとEANコードに対応したバーコードスキャナーと、「ブランド名、製品名、バッチ番号またはロット番号、製品の種類による」検索を挙げ、「検査済みの製品ロットを表示して確認」できるとしています[3]。バッチの確認が重要なのは、サプリメントの安全性が、ブランドだけでなく、手元にある製品そのものによって決まるからです。
対象外のこと:記録アプリでも計画アプリでもありません。NSFのアプリと同じく、扱うのは自身のプログラムだけです。Informed Sportの解説記事で、このプログラムを説明しています。
Cronometer:サプリメントの前に栄養の不足を把握する
向いている人:自分の食事を詳しく把握したいアスリート。
Cronometerのホームページは、「最大95種類の栄養素と化合物を記録」でき、無料のバーコードスキャナーがあり、ウェアラブル機器と同期するとしています[4]。食事からすでに何が摂れているかを見ることは、サプリメントを買う前の理にかなった一歩です。
対象外のこと:禁止物質を調べるためのツールではありません。認証は確認しません。
MyFitnessPal:基本的な三大栄養素の記録
向いている人:カロリーと三大栄養素を手軽に記録したいアスリート。
MyFitnessPalは、カロリーと三大栄養素の記録、包装食品のバーコードのスキャン、写真から食事を記録するMeal Scanを説明しています[5]。無料のアカウントと、有料のPremiumプランがあります[5]。
対象外のこと:サプリメントの安全性のためのアプリではありません。Varsity StackとMyFitnessPalの比較記事で、さらに詳しく取り上げています。
Teamworks Nutrition:チームの食事プラン
向いている人:栄養士がすでにこのアプリを使っている、大学やプロのチーム。
Teamworksは、食事プランの作成、「写真のアップロードとバーコードのスキャンによる」食事の記録、在庫管理、スタッフとアスリートをつなぐ1つのアプリを説明しています[6]。チームと仕事をする栄養士のために作られているため、アスリートはふつう所属チームを通じて利用します。
対象外のこと:個人のアスリートが自分のサプリメントのスタックを確認し、記録するためのツールではありません。Varsity Stackは、Teamworksのようなプラットフォームと併用できます。両者の組み合わせ方を参照してください。
どのサプリメントアプリを使うべきか
- 製品を確認できればよい場合:どのプログラムの認証製品かがすでにわかっている場合は認証機関のアプリ、または1回のスキャンで3つのプログラムすべてを確認するVarsity Stack。
- 複数のサプリメントを摂っていて、ドーピング検査を受ける場合:Varsity Stack。正確な製品と実際の使用が記録に残ります。サプリメント記録アプリの解説記事に、その記録に残すべき項目をまとめています。
- そもそもサプリメントが必要かどうかを知りたい場合:まずCronometerかMyFitnessPalで食事を確認します。
- チームがTeamworksを使っている場合:食事プランには引き続きそれを使い、サプリメント用のツールと組み合わせます。
- 紙のほうがよい場合:印刷して使えるサプリメント記録シートも使えます。
よくある質問
アプリは、サプリメントが陽性反応の原因にならないことを保証できますか
いいえ。認証はリスクを下げますが、NCAAは「リスクを完全になくすことは不可能」だとしています[1]。どんな製品でも、使う前にチームのスタッフに確認してください。
すべての認証プログラムを確認できるアプリはありますか
認証機関のアプリは、それぞれ自身のプログラムを扱います[2][3]。Varsity Stackは、製品を私たちの認証データベースと照合します。このデータベースには、NSF Certified for Sport、INFORMED、BSCGの記録が含まれています。
これらのアプリは無料ですか
Varsity Stackは無料で、有料限定の機能はありません。CronometerとMyFitnessPalには無料版と有料のアップグレードがあります[4][5]。Teamworks Nutritionは、個人のアスリートではなく組織のために作られています[6]。
Varsity Stackでサプリメントを確認する
サプリメントを最も手早く確認する方法は、無料のVarsity Stackアプリです。バーコードをスキャンするかラベルを撮影すると、Varsity Stackが購入前に私たちの認証データベースと照合します。そのうえで、ほかのサプリメントと一緒にスタックに記録しておけば、あなたもスタッフも、何を摂っているかを常に把握できます。
コーチ、スポーツ栄養士、アスレティックトレーナーの方へ:チームダッシュボードには、すべてのアスリートのスタック、各製品の認証状況、全成分の表示がまとまっています。アスリートが購入した製品をスキャンし、スタッフがチームとして承認または却下します。チームでの利用を申請する。
Varsity Stackはサプリメントの分析検査を行っていません。また、認証はリスクを下げますが、なくすものではありません。
この記事は教育を目的としたものです。サプリメントの摂取を始める前に、資格のある医療従事者または管理栄養士に相談してください。

